WORKS

皆様、Atelier Luce Felice 代表の末廣貴美子です。もう少し早く編集して公開できれば良かったのですが、14日のコンサート終演後体調を崩してしまいまして(新型コロナではございませんが)取りかかるのが遅く、、、年末になってしましました。

期間限定での公開の予定でありましたが、当団の目的が「クラシック音楽、とりわけ声楽作品の魅力をお伝えする」ということですので、少しでも多くの方にご視聴頂ければと思い、特に期限を設けずにこのHP上とYouTubeチャンネルで公開したいと思います。


既に4月8日の「末広貴美子メゾソプラノリサイタル」は公開中です。

なお、12月14日分に関しましては、共演者の皆様に掲載許可を頂けた部分に限り公開いたしております。

ご視聴頂けましたら幸いに存じます♫

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年の瀬、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

当団Atelier Luce Felice主催の12月2公演、遅くなりましたが無事終演いたしましたことをご報告いたします。

12月6日(火)佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル(ティアラこうとう小ホール)

12月14日(水)VIVA! Belcanto ベルカントの至福(日暮里サニーホール)

ちょうど12月公演のチケット販売開始をした10月あたりから再び「新型コロナ」の感染者がじわじわと多くなってきたこともあってかが、いつもよりも動員がうまくいかず、公演間近に感染爆発がおきたらどうしよう、自分も含め、出演者が罹患したらどうしよう、等々悩みは尽きませんでしたが、12月に入ってから、お考え中であった方々がお越しいただけることになり、リサイタル・コンサートの開催が叶いました。

このような不安定要素の強い中、お時間を割いてご退場くださいましたお客様に心より感謝を申し上げます。

今回、文化庁のAFF2という補助金を交付していただけるということで、大変心強く、これまで躊躇していたことにも取り組むことができました! 

4月のリサイタルと今回の2つの12月公演で多くを学びましたし、今後の演奏活動・企画に役立てることが出来るスキルを身につけられたと思います。

文化庁およびAFF2事務局関係の皆様にも心より御礼を申し上げますとともに、一層努力してよりよい演奏を提供することのできる地盤を固めていく努力を惜しまずに行うことをお約束いたします。

引き続きまして、ご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


Atelier Luce Felice

代表 末廣貴美子


12月14日の「ベルカントの至福」コンサートが近づいて参りました。出演者一同、リハーサルに励んでおります! 

今回、メインソリストのテノール 上原正敏さんに司会も兼ねて曲の解説や楽しいお話をいただきながら進めていくのですが、加えて舞台の後ろのスクリーンに、歌詞の対訳を表示できるよう、鋭意制作中です! 

イタリア語、フランス語の曲になりますので、何を言っているのかいまいち判らなくて聴くのが辛い、という方にも映画を見るような感覚で、まずはオペラや歌曲の美しい曲達に触れてみていただければ、きっとその面白さにハマるはずです!

この機会にぜひ体験してみてください♪ チケットぴあは前日までご購入可能、当日券もございます。会場で皆様のお越しをお待ちいたしております。

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(サンプルスライド)

12月6日の佐藤久成ヴァイオリン・リサイタルのプログラムに掲載する「曲目解説」を佐藤久成さんからお寄せいただきました。

今回、ライネッケ(シューマン、メンデルスゾーンのお弟子さんでライプチヒでこの3人は交流しています)とシューマンの師弟によるヴァイオリンソナタを前半に並べ、後半にスメタナ「わが故郷より」、ウェーベルン「4つの小品」、ゴダール「コンチェルト・ロマンティーク」などあまり演奏される機会の少ない作品を佐藤久成さんの美しく、力強い音色でお楽しみ頂けるまたとない機会です! ぜひ、お運びください。当日券もございます。皆様のご退場をお待ちしております。

※学生の方は、学生証呈示で半額2500円となります。

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注意:無断転載はお断りいたします。


PROGRAM

ライネッケ: ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.116

Carl Reinecke / Sonata for Violin and Piano in E minor, Op.116

Ⅰ Allegro con fuoco

Ⅱ Andante, ma non troppo lento

Ⅲ Finale: Allegro con brio

シューマン: ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

Robert Schumann / Sonata for Violin and Piano No.2 in D minor, Op.121

Ⅰ.Ziemlich langsam – Lebhaft  かなり ゆっくりと - 生き生きと

Ⅱ.Sehr lebhaft  きわめて 生き生きと

Ⅲ.Leise, einfach  静かに、素朴に

Ⅳ.Bewegt  動きをもって

― 休憩 Intermission ―

スメタナ: わが故郷より

Bedřich Smetana / From my homeland

Ⅰ.Moderato

Ⅱ.Andantino

ウェーベルン: 4つの小品 Op.7

Anton Webern / Four Pieces for Violin and Piano, Op.7

Ⅰ.Sehr langsam  非常にゆっくりと

Ⅱ.Rasch  速く

Ⅲ.Sehr langsam  非常にゆっくりと

Ⅳ.Bewegt  活気をもって

ゴダール: コンチェルト・ロマンティーク イ短調 Op.35

Benjamin Godard / Concerto romantique in A minor, Op.35

Ⅰ.Allegro moderato – Rezitativ:Andante

Ⅱ.Adagio non troppo

Ⅲ.Canzonetta:Allegretto moderato

Ⅳ.Allegro molto

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PROGRAM NOTES

ライネッケ: ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.116

ドイツ・ロマン派のカルル・ライネッケ(1824-1910)は伝統的書法を基とした職人気質をもち、穏健で開放感を持ったドラマ性、メルヘン性や詩情を特徴とする作曲家であり、出版された作品番号は288を越し、実際は1000曲を超す作品を残したといわれる多作家である。指揮者としてもライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督として、またメンデルスゾーンが創立した同地の音楽院の作曲教授として、グリーグ、ブルッフ、ヤナーチェク、アルベニス、スヴェンセン、シンディング、ワインガルトナー、ディーリアス、ブゾーニなど民族音楽家や国民音楽の作曲家を大量に育て、当時のヨーロッパ音楽界で重要な音楽家であった。ひとりの人間が作曲家、指揮者、教育者としてすべてにハイレヴェルな功績を残した彼は驚異的な才能としか言いようがなく、その才能はヨーロッパ音楽界のレヴェルアップに貢献した。また、当時の作曲家や音楽家から尊敬され、彼らから多くの作品を献呈され長寿を全うした。ライネッケの作品は、師匠のメンデルスゾーンやシューマンの影響を基盤とするが、後年はブラームスやワーグナーの影響を受け、室内楽曲、協奏曲、管弦楽曲、歌曲等、あらゆる分野で作品を残した。堅実で効果的に書かれたピアノパートの充実ぶりも特徴の一つである。古典的形式や19世紀的価値から一歩も抜け出さない作風というべきか、あるいは、抜け出そうとせず伝統的スタイルにこだわった彼の作品は、時代の流れに乗れず時代とともに忘れられていったが、あと10年早くこの驚くべきライネッケが生まれていたら19世紀ドイツ音楽史の全体像も変わっていたかもしれない・・・。1872年に書かれた彼唯一のヴァイオリン・ソナタは、当時の巨匠ヴァイオリニストで友人のフェルディナント・ダーフィトに献呈された。

第1楽章:アレグロ・コン・フォーコ ホ短調 6/4拍子 ソナタ形式

第2楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ・レント ハ長調 3/4拍子 三部形式

第3楽章:フィナーレ(アレグロ・コン・ブリオ) ホ長調 4/4拍子 ロンドソナタ形式

シューマン: ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

19世紀ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマン(1810-1856)の室内楽作品を語る上で、シューマンと同い年のライプツィヒの大ヴァイオリニスト、フェルディナント・ダーフィト(1810-1873)の名を欠かすことはできない。ダーフィトは生前、作曲家としても数多くの作品を残しており、またヴァイオリン教授としても最高権威にあったが、現在ではメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の初演者として知られている以外はほとんど忘れ去られている。しかし、シューマンにとって彼はきわめて大きな影響力をもった音楽であり、その室内楽作品の多くはダーフィトの助言をもとに深い友情から生まれたものである。もともと内向的な性格と自閉的傾向をもつシューマンは3曲のヴァイオリン・ソナタを書き残したが、そのいずれもが深刻な精神障害の悪化があらわれてからの晩年の時期の作品である。「大ソナタ」「グランド・ソナタ」と呼ばれる第2番のヴァイオリン・ソナタは、壮大な交響曲風に書かれており、情熱的で濃厚なロマン的情緒と詩情を漂わせ、曲中には対位法的なポリフォニーを随所に絡ませている。1851年10月26日から11月2日にかけて一気に作曲された。ニ短調(D)という調性はダーフィトの名の象徴として頭文字を選んだといわれている。作品はダーフィトに献呈されたが、その初演は、1854年にヨーゼフ・ヨアヒムのヴァイオリンとクララ・シューマンのピアノによって行われた。

第1楽章:“かなりゆっくりと”の序奏(3/4拍子)と、“生き生きと”の主部(4/4拍子)から成る。ニ短調 ソナタ形式

第2楽章:“きわめて生き生きと”のロンド形式によるスケルツォ楽章。ロ短調 6/8拍子

第3楽章:主題はコラール「深き苦しみの淵から我れ汝を呼ぶ」に基づく、“静かに、素朴に”の変奏曲。 ト長調 3/8拍子。中間部にはシューマン晩年の悲惨で痛ましい幻視的体験や精神分裂症がまとわりついているようにみえる。そして愛の力が導き、困難を克服し、最後には天国的な思い出が響く。

第4楽章:“動きをもって”のソナタ形式による終曲。ニ短調 4/4拍子

スメタナ: わが故郷より

べドルジハ・スメタナ(1824-1884)は、当時オーストリア=ハンガリー帝国に支配されていたチェコからの独立を目指し、チェコ民族主義を奮起させ国民楽派の基礎を築いた情熱的な作曲家である。チェコ国民楽派の父といわれ、プラハの街には銅像や肖像画などが並び、チェコの国宝級の貴重な作曲家として位置づけられている。ピアニストとして教育を受け、1948年に自身の音楽学校を設立し、1856年まで大変気性の激しい音楽教師として働いた。生涯にわたり、愛娘や愛妻を相次いで亡くしたり、難聴をきたし完全に失聴したり、精神療養所で最期を迎えるなど不幸が続く人生であったが、「モルダウの流れ」で有名な1879年作の交響詩「わが祖国」はチェコ国内どころか今日では国際的な名声をもつ有名曲となり、また、弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」は、「変えようのない自身の運命」として感動的なドキュメントを音符で書き綴っている。ヴァイオリンとピアノのための2つの室内楽曲「わが故郷より」はその1年後、1880年頃に作曲された。チェコの伝統的な民謡や民族舞曲に関連した素材も多く使われているが、日本の童謡「かえるの歌」に似たメロディーが曲中に登場する。

第1曲:モデラート イ長調 3/4拍子

第2曲:アンダンティーノ ト短調 3/4拍子~2/4拍子

ウェーベルン: 4つの小品 Op.7

アントン・ウェーベルン(1883-1945)はオーストリア・ウィーンで生まれた。師アルノルト・シェーンベルクの妥協のない指導のもとに、無調音楽および12音技法を開拓、当時の音楽界において前衛的な音楽を打ち立て、シェーンベルク、ウェーベルン、アルバン・ベルクによる「新ウィーン楽派」を築いた。ウェーベルンの作品の特徴として、演奏時間が短い中に、極度に高い集中力と密度が内包され、非常に集約的に書かれている。点描的な絵画の技法に似た革新的かつ進歩的な作曲法である。1910年に書かれたこのOp.7は、全体で5分足らずという演奏時間の中に、表出性が濃厚に展開されている曲である。

第1楽章:非常にゆっくりと 2/4拍子

第2楽章:速く 4/4拍子

第3楽章:非常にゆっくりと 4/8拍子

第4楽章:活気をもって 2/4拍子

ゴダール: コンチェルト・ロマンティーク イ短調 Op.35

愛らしい子守歌で知られるオペラ「ジョスラン」の作曲者として、生前はフランス音楽界、特にパリでは非常に有名な人物であったといわれているバンジャマン・ゴダール(1849-1895)。弦楽器出身の彼は、フランコ=ベルギー派のヴァイオリン巨匠アンリ・ヴュータンに学び、生涯に2曲のヴァイオリン協奏曲をはじめ多くのソナタや室内楽曲を残した。作品にはワーグナーやチャイコフスキー、また恩師ヴュータンの影響も少なからず受けている。本場フランス・オペラ的性質をもった「コンチェルト・ロマンティーク」はヴァイオリン協奏曲「浪漫的」というタイトルで1876年に書かれ、ゴダールの本領が発揮された出世作であり、ヴァイオリンならではの歌謡性や華麗な技巧性、フランス的な優雅で甘美な特性が存分に織り込まれている。第1楽章は序曲的な性格をもち、全曲中で核となる第2楽章はゴダール特有の甘く切ないメロディーとセンチメンタルな色合いをもち、第3楽章カンツォネッタは当時のフランスではポピュラー並みに流行し頻繁にアンコール・ピースとして往年のヴァイオリニストに単独で演奏された小品、そして第4楽章は華やかな雰囲気をもったフィナーレだが、全曲は休みなく通して演奏される。

第1楽章:アレグロ・モデラート イ短調 3/4拍子~レチタチーフ(アンダンテ)4/4拍子~

第2楽章:アダージョ・マ・ノン・トロッポ ニ短調 2/4拍子

第3楽章:カンツォネッタ(アレグレット・モデラート) 変ロ長調 2/4拍子

第4楽章:アレグロ・モルト イ短調 2/4拍子

HISAYA SATO



AFF2♫ VIVA!Belcanto ベルカントの至福

歌とヴァイオリンの奏でる美しき旋律の花束を楽しいお話とともに。ベルカント唱法を究めボローニャ歌劇場などヨーロッパで長らく活躍し、当代随一の美声で名高いテノール上原正敏と独自の表現世界と天性の音色でヴァイオリンを自在に歌わせるヴァイオリニスト佐藤久成との共演は注目!出演者による解説により、ベルカント唱法の魅力を気軽に楽しむジョイントコンサート♪


●12月14日(水)19時開演(18時15分開場)

 日暮里サニーホール(ホテルラングウッド4F:日暮里駅徒歩2分)

 全席自由:4000円 ※学生券:当日券販売時、学生証呈示で半額


【出演】上原正敏(テノール)、佐藤久成(ヴァイオリン)

    末広貴美子(メゾソプラノ)、菅原達郎(ピアノ)


【プログラム】

イタリア古典歌曲、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」よりアリア「彼女の心の安らぎこそ私の願い」「恋人よ、さぁこの薬で」、ドニゼッティ「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」、「ラ・ファヴォリータ」より二重唱「ああ、わたしのいとしいお方」、アリア「ああ、私のフェルナンド」、「優しい心よ」、マスネ「タイスの瞑想曲」、「エレジー」、グノー「ファウスト」よりアリア「花の歌」「この清らかな住まい」ほか

【チケットお取り扱い】

・チケットぴあ Pコード:228078 10月4日(火)10時~発売開始

・Atelier Luce Felice メールまたはご予約フォームよりお申し込み

AFF2♫ 佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル

超個性的な演奏スタイル、独自の表現世界と天性の音色により、今世紀ヴァイオリン界の絶滅危惧種と称される、鬼才・佐藤久成による“至福の調べ”を130席限定の小空間で味わい尽くす優雅なひと時を。これまで知られざる作曲家や忘れられた作品の発掘に力を注ぎ、紹介・初演・レコーディングを行ってきた彼の演奏には、作品への愛と豊かな音楽性の融合が溢れ、聴く者の心と魂を異次元に誘う。“一度聴いたら虜になる存在”いま最も聴くべき、知る人ぞ知るソロ・ヴァイオリニストの”現在“をお聴き逃しなく!


●12月6日(火)19時開演(18時15分開場)

 ティアラこうとう小ホール(江東公会堂:住吉駅徒歩4分)

 全席自由:5000円 ※学生券:当日券販売時、学生証呈示で半額


【出演】佐藤久成(ヴァイオリン)

    須関裕子(ピアノ)


【プログラム】

●ライネッケ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.116

Carl Reinecke / Violin Sonata in E minor, Op.116

●シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121

Robert Schumann / Violin Sonata No.2 in D minor, Op.121

●スメタナ:わが故郷より

Bedrich Smetana / From the Homeland, JB 1:118

●ウェーベルン:4つの小品 Op.7

Anton Webern / Four Pieces for Violin and Piano, Op.7

●ゴダール:コンチェルト・ロマンティーク イ短調 Op.35

Benjamin Godard / Concerto Romantique in A minor, Op.35

【チケットお取り扱い】

●チケットぴあ Pコード:228078 10月4日(火)10時~発売開始

●Atelier Luce Felice メールまたはご予約フォームよりお申し込み


いつもありがとうございます。

去る7月26日に、申請しておりましたAFF2補助金の交付が決定し、当団が今年度開催する3つの演奏会が補助対象公演となりました!!! 

以降、申請した企画に基づき、準備を重ねて参りまして、12月開催の2つの演奏会のチケット発売まで辿り着いたところです。

★10/1(土)AM1時に チケットぴあに演奏会情報となります。ぜひ、お運びいただけましたら幸いに存じます。

詳細につきましては、各演奏会ご案内記事をご覧ください♪

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① 佐藤久成ヴァイオリン・リサイタル

  12月6日(火)19時開演(18時15分開場)

  ティアラこうとう小ホール(江東公会堂:住吉駅徒歩4分) 全席自由:5000円 

  ※学生券:当日券販売時、学生証呈示で半額

② VIVA! Belcanto ベルカントの至福

  12月14日(水)19時開演(18時15分開場)

  日暮里サニーホール(ホテルラングウッド4F:日暮里駅徒歩2分)全席自由:5000円 

  ※学生券:当日券販売時、学生証呈示で半額

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2022年4月8日(金)末広貴美子メゾソプラノリサイタルVol.2~Cos'è questo amore?~ Atelier Luce Feliceの最初の公演は、盛況のうちに終演いたしました!

昨年のVol.1からちょうど1年後、同じ豊洲文化センター シビックセンターホールで末広貴美子のメゾソプラノリサイタルを開催、蔓延防止期間が継続していたため、ホールの席数を半分以下に絞っての開催でしたが、コロナ禍にもかかわらず、沢山のお客様にお越しいただきまして出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

昨年に続き、衣装のイメージチェンジ(ストールやアンダースカートのチェンジ)を、曲ごとのイメージに合わせて行いましたがにVol.1に続き面白かった、良かった、との感想をいただけ、悩んだ甲斐がありました。また、演奏曲すべてに演技を行ったこと、歌詞対訳をお配りしたことで、初めてオペラの曲を聴いたという方々にも「わかりやすかった」と大変好評をいただき、さらにわかりやすい演出を加えていきたいと思いました。

Vol.3は、Vol.1~2が春の公演でしたので、季節を変えて「来年夏または冬」に開催できたら、と企画中です。決定次第、お知らせいたします♪

<出演> 末広貴美子(メゾソプラノ)・出田晶子(ピアノ)

<演奏曲目>イタリア古典歌曲~苦しい想いよ、愛の喜びは、もし貴方が愛してくれて、 ロッシーニ「ベネツィアの競艇」、オペラ「セビリアの理髪師」~今の歌声は、年寄りは奥さんを探し、初恋、浜辺の歌、さくら横ちょう、オペラ「ミニヨン」君よ知るや南の国、 オペラ「サムソンとデリラ」~春がやってくる、愛の神よ、か弱い私を助けて、あなたの声に私の心は花開く、(アンコール)オペラ「カルメン」~ハバネラ、朧月夜

今回は、4月8日(金)の末広貴美子リサイタルVol.2の鑑賞ポイントについて、末広貴美子に聴きどころ・見どころをレポートしてもらいました。ご鑑賞のポイントとしてチェックして頂けましたら幸いです。

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皆様、こんにちは。メゾソプラノの末広貴美子です。今回のリサイタルVol.2のタイトルはイタリア語で”Cos'è questo amore?” 訳すと「この愛っていうのは何だろうね?」になります。この言葉は ロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」に登場するバルトロ家の女中ベルタが自身のアリアの中で、主人達のいざこざを迷惑に思いながらも「この恋とか愛とかって言うのは何だろうね?みんなをこんな風におかしくしてしまうのは。。。恋はどこにでもある病気だね。狂乱させたり、ちくちく刺したり、くすぐったり、苦しめたり。」と恋愛の本質に問いかけるもの。ベルタも恋をしたいんですよね。(設定では初老の女性で、このまま愛されずに死んでしまうのかしら?と嘆いています)

「苦しい片思い」「失恋による傷心」「恋人への応援」「甘酸っぱい初恋」「故郷への愛」「国を背負った偽りの愛」など、様々な「愛のカタチ」を散りばめたプログラムにしています。

<聴きどころ・見どころ> 

・日本歌曲以外の曲の対訳をプログラムに挟ませて頂きますが、全ての曲で歌詞のニュアンスが判るような動き、表情を出しながら歌います。

・Vol.1でもご好評をいただきました、曲の雰囲気に合わせた衣装・小物をチェンジしていきます。昨年はチェンジに手間取りましたが、今年は上手にお待たせせずにできるでしょうか?

・ロッシーニ「ヴェネツィアの競艇」の歌曲3曲は、オペラのように恋人のゴンドラの漕ぎ手を応援する心情を表現します。恋人との関係性やドキドキ間、喜びが表現できるでしょうか。

・ロッシーニ「セビリアの理髪師」のロジーナのアリア「今の歌声は」とベルタのアリア「年寄りは奥さんを探し」の2曲を歌います。1月にも末広は同じ豊洲シビックセンターホールでベルタを演じたばかり。2つの役を一人で表現します。演技にもご注目ください。

・日本歌曲「初恋」「浜辺の歌」「さくら横ちょう」

日本語の美しい響きがはっきり聞き取っていただけるように歌えるでしょうか。また、それぞれの曲解釈が伝わるでしょうか。特に「浜辺の歌」の歌詞の中に恋を連想させるとすれば、2番の「昔の人をしのばるる」ですが。この歌は作曲者、成田為三が思い人に短いラブレターとともに楽譜を送ったという、まさに”恋の歌”です。優しい思いが歌に込められるでしょうか。

・トマ「ミニヨン」から「君よ知るや南の国」、サン・サーンス「サムソンとデリラ」からデリラの3曲のアリア。メゾソプラノのフランスオペラアリアの有名曲です。フランス語の発音も難しいですが、演技をしながらの歌唱で観客の皆様をオペラの一場面を観ているような感覚を持って頂けるように誘えるか、チャレンジしたいと思います。

頑張って歌います! 皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。


Mezzo Soprano  末広貴美子

春爛漫! すっかり春ですね。コロナもまだ少し不安の残るところで少しずつですが感染者が減ってきているでしょうか。。。

今回の公演を延期するか迷ったのですが、このような時だからこそ、花束のように美しい曲を真摯に演奏して、ひとときの楽しい時間をお届けするというのも音楽家としての務めではないか、という思いに至り、予定通り 4月8日(金)19時開演@豊洲文化センター シビックセンターホールで「末広貴美子メゾソプラノ・リサイタルVol.2]を開催いたします。

コロナ蔓延防止期間のため、ホール定員数の半数以下にお席を減らしております。ゆったりとおくつろぎいただけましたら幸いです。

チケットのご購入は、下記Googleフォームからお名前、ご住所、必要枚数をお申し付けください。ご来場、心よりお待ちいたしております!


◆チケットお申し込みフォーム◆

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfipXbxdQDdX2jawz5z9uAHYlGBNtOZJkJD2s_iyqiSZe7P6Q/closedform

<QRコード> 

初めまして、Atelier Luce Feliceです。

私達は、クラシック音楽、とりわけオペラや声楽作品の普及を目的として、2022年4月1日に結成した音楽活動団体です。


この団体名ですが、Atelierはフランス語でアトリエ、工房という意味で、「画家・美術家・工芸家・建築家などのアーティスト芸術家が仕事を行うための専用の作業場のこと。また、その工房を拠点とする芸術家集団をさしてアトリエと呼ぶこともある。」by ウィキペディアと、なんだかとてもかっこいいなと。また、LuceとFeliceはイタリア語で、Luce=光、Felice=幸福、幸せ、という意味です。”幸せな光”のような素晴らしい時間、空間を音楽を通して創造することが出来たら、聴いてくださる方々と共有できたなら、こんなに素晴らしいことはないな、ということで決めました。

今後、歌のコンサート・リサイタルのみならず、国内外で活躍中のアーティスト達をお招きして、気軽にクラシック音楽を身近に感じて頂けるような、もっと聴いてみたいと興味を持って頂けるような企画を創り出したいと思っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます!!


Atelier Luce Felice

代表・末廣貴美子